実施活動計画
1月:活動対象予定地(レイテ州北東部タナワン市周辺農村部)における事業の導入
2月:社会経済及び生態システム調査の遂行(400農家世帯を対象としたRapid Rural Appraisalおよび農地の観察)
2月:植林担当の地元村民グループの形成(1組織が組織される予定)
3月:アグロフォレストリーの農民間普及のための訓練及び技術的支援の開始(ワークショップ開催含む)
3月:アグロフォレストリーの農民間普及を行う35世帯のデモファームの同定
3月~6月: 植林活動及び種々の果実・野菜・茸類の栽培の開始(4か月で総計15,000本)
4月:300世帯の事業参加村民を対象とした気候変動対策に関する教育セミナーの開催
5月:300世帯の事業参加村民を対象とした農産物市場販売・マーケティングに関する教育セミナーの開催
6月:300世帯の事業参加村民を対象とした農民組織のエンパワーメントに関する教育セミナーの開催
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達成できたこと
地方自治体およびバリオの役所への表敬訪問を行い、プロジェクトの活動内容と意義について説明した。(※バリオ:比国における最小の地方自治単位)
5名のWAND調査員が150世帯の農家を対象とした社会経済的調査および生物環境的調査を実施した。
3つの隣人植樹グループ(1バリオあたり1つ)が結成された。
WANDの2名の専門家が農民間普及によるアグロフォレストリー転換のための訓練と技術支援を行った。
農民間普及を通じてアグロフォレストリー転換を促進する35のデモファームを同定した。
事業参加農家によって計16,000本の樹木、野菜、果実が植えられ、栽培されている。
事業参加330世帯を対象とした気候変動適応に関する教育セミナーを実施した。セミナーはバリオとサブバリオのレベルで行った。
農産物の販売に関するセミナーは、生産状況から鑑みて時期尚早と判断したため、まだ実施していない。
事業参加240世帯に対し、村落組織の強化に関するセミナー4回を実施した。
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